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サルギナトベル橋


 今日は少しだけ涼しい話です。

この写真はスイスにあるサルギナトベル橋です。この変った名前の橋を知る人は相当なオタクといっていいでしょう。

その一人である私は事務所を休みにしてこの橋を見てきました。というとお客様に怒られますので、ついでに行ったというのが正しいでしょう。

 R0016450 (2000x1500)
 1930年に土木の構造設計者ロベール マイヤールが設計し、完成たもので、土木の世界では「世界で最も美しい橋」として有名です。

当時まだ新しい工法であった鉄筋コンクリート造です。

 アメリカ土木学会が「世界土木遺産」に認定しています。

R0016455 (2000x1500)

見に行った、というとなにか簡単に行けそうですが、実は観光名所でもないので、現場にたどり着くのが大変です。

私はベルンから電車を乗り継いで2時間15分掛けてSchiers(シアーズ)まで行き、そこから徒歩で行きました。

事前の情報ではシアーズ駅から2Kmとあったのでちょっと歩けばよいか、と思っていたら、何と全て上りの山奥でした。

R0016459(2000).jpg
シアーズ駅から要所に看板があるので迷うことはないのですが、この上り坂には参りました。

今年の夏は異常で日中は30℃を超えました。勿論歩いているのは私一人で、時折車が通ります。

駅から歩くこと1時間で漸くこの橋が見えた時、やはり感激でした。

構造設計者でありながら、こんな美しい橋をロベール マイヤールは一人で設計したのです。

こんな山奥の渓谷にこの橋を架けることを決断したスイス当局も「すごい」と思います。

当然、予算的制約があったと思いますが、なにかスイス人の心意気が感じられました。

帰りの下り坂を降りながら、心地よい疲労感の中、私もいつかは・・・・、などと思いをめぐらせていました。
2018/08/08(水) ニュース コメント(0)

偽物が本物を超える?

R00162751.jpg
先日、ある事務所が完成しました。

残念ながら木造ではありませんが、今や外見だけからは木造か鉄骨造かあるいはRC造かは我々でも見分けがつきません。

この外壁は鋼板サイディングと大理石調のタイル仕上げで、骨組みは鉄骨造です。

それでは下の写真はどうでしょうか?

R00162671.jpg

RC造の壁と木のフローリングではありません。

実は壁紙とビニールタイルの床です。

偽物が進化して本物より本物らしくなったのです。

最近AI(人工知能)が話題になります。

私達が飯の種にしている設計という仕事も、いずれはAIが取って代わることになるでしょう。

そしてAIが進化を遂げたら、人間の知能を超えてしまうのでしょうか?

さらに人間より人間らしくなるのでしょうか?

どうも違うような気がしてなりません。

というのも人間には喜怒哀楽という感情があります。

芸術的な絵画や音楽、建築物を見たり聞いたりして感動したりします。

AIは感動するのでしょうか?

即ち、AIは知能では人間を超えるかも知れませんが、芸術や感情表現の分野では超えられないのではないか。

幸福感や感動を与えられる建築はAIでは難しいという結論になります。

とはいっても当分の間は我々の設計という仕事はなくならないでしょう。
2018/07/19(木) ニュース コメント(0)

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