伝統構法は弱い?

標準設計法セミナー
「伝統的木造構法」のセミナーに参加してきました。

「伝統構法」ではなく「伝統的構法」となっているところがミソです。すなわち伝統とは少し違うという意味です。

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最近わが国では地震が続いています。ご存知のように「伝統構法」の神社や民家が倒壊した報道がなされています。

しかし、実は新耐震基準の建物も倒壊しているのです。しかも「長期優良住宅」といわれる耐震性の優れた建物がです。

今から7年まえに実物で耐震実験が行われました。「長期優良住宅」とそうでない「基準法の最低基準」の建物を並べて通常の1.8倍の地震力を作用させました。

結果は当時世間を騒がせた事件だったためご存知の方も多いと思われますが衝撃的でした。

「長期優良住宅」は倒壊し「基準法の最低基準」の建物は倒壊しなかったのです。

実験結果は結果で真摯に受け止めるべきです。

私が理解できないのはその後の国や一部の権力を握る研究者達の対応です。

実験結果を受けて何か改善策が「告示」されたのかというと何もないのです。

これだけ地震が続いているというのに彼らは一体何を考えているのでしょうか。

そこには「在来軸組み構法」を法律化したある集団と極自然に日本の建築を続けようとした大多数の職人や学者たちとの戦いがあるのです。

「伝統構法」の延長線上に「在来軸組み構法」があるわけではありません。耐震構造の考え方はむしろ180度異なります。

また、「伝統構法」が「在来軸組み構法」より耐震性能が劣っているわけではありません。

それは過去の地震に耐えてきた歴史的建造物をみれば明らかです。
2016/11/23(水) ニュース コメント(0)

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