FC2ブログ

住宅の省エネとは

外観 (800x600)
遅ればせながら新年おめでとうございます。

先日新しい省エネ性能の評価に関する講習会に参加してきました。

いままでQ値による評価でしたが4月から外皮基準と一次消費エネルギー基準に変わります。

構造関係はH19年に大幅な法改正があり適合性判定制度が導入されてかなり複雑になりましたが今度は省エネ性能評価の改正です。

当面は大規模建築物について適合義務が課せられますが平成32年からは一般の住宅も義務化される予定です。

地球温暖化防止のため、低炭素社会の実現のためといい、一見するといかにも正しいルールができるかのような印象を与えます。

基準法の第一条にある「国民の生命財産を護り、公共の福祉の増進に資する」かという観点でよく考えるとはなはだ疑問です。

これによる家の建設コストの増加は決して少なくありません。

断熱材、窓、設備などハード面のコストアップのみでなく設計、確認申請、建設などの期間増などのソフト面の増加も大きい。

しかも在来の古い家を増築、改築して長く使おうにも、コスト増に耐えられず実施不可能になるケースが増えるでしょう。

今現在でもそうですが、規則や条例の複雑化で審査する側の行政自体が混乱し、審査期間も長期に亘っています。

細かな規則を増やし行政が何とかその取締りを行おうと必死になっていることが本当に国民の幸せや豊かさに繋がっているのでしょうか。

少し大きな視点に立ってみればもう少しバランスを持った「シンプル」なルールを造るべきだと思います。

エネルギー消費の実態は、製造業と運輸業で8割足らずを占めており、家庭の消費量は2割ほどです。

その2割を更に削減するために膨大なエネルギーを使うより8割を占める製造業などの省エネを考えるべきでしょう。

もう一つ付け加えるなら「家」の性能は「ハード」の性能だけではないという点です。

省エネを考慮することは決して悪いことではありませんが「何のため」をも少し考える必要がありそうです。
2015/01/30(金) ニュース コメント(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


| ホーム |