「森は人間を必要としないが、人間は森がなければ生きられない」
これはフィンランドのある父親が息子に語った言葉です。
その息子は有名な建築家になって自然の大切さを世界に訴えたのです。
それから90年後の今、この父親のことばが現実味を増しています。
北九州 木の家の会 のホームページへ

「北九州 木の家の会」の北九州の木はどこから生まれて来るのか?
大まかにいえば平尾台から東に広がる苅田辺りまでの山々が産地です。
塔ケ峰、貫山および水晶山周辺に広がっています。
そこでは「ハーベスター」と呼ばれる伐採専用の重機で杉を掴み
裁断から枝払、そして4m程度の長さに玉切りします。その間数分です。
玉切りされた丸太は別の重機で運搬専用車に積み込まれます。
作業員は二人です。
その後、まとめてトラックに積み込み木材加工会社へ搬送されて
乾燥後に柱梁板材などに加工されます。
最終的には建設現場に運ばれて住宅やその他の建物に使われます。
こうした伐採作業は市内から30分ほどの山の身近なところで行われています。
また、この作業は環境保全や防災の観点からも重要な役割を果たしています。
今回、県八幡農林事務所および北九州市森林組合のご協力により見学をさせて頂きました。
「会」では一般の皆様にも見学して頂ける「親子の伐採見学会」を今後開催する予定ですのでご期待ください。
平尾台の「じゆう工房」は建設から今年で丁度10年になります。
建て主の中野さんがDIYで建てたもので、木造2階建てです。
ほぼすべての製材を迫製材所に納入して頂きました。
流石に外壁の塗装がはがれて、色あせて来ました。
ここで来年春に3年ぶりの親子木工教室を開催する予定です。
また、皆様の参加を期待しています。
詳細が決定しましたら、お知らせします。