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「森は人間を必要としないが、人間は森がなければ生きられない」

これはフィンランドのある父親が息子に語った言葉です。
その息子は有名な建築家になって自然の大切さを世界に訴えたのです。
それから90年後の今、この父親のことばが現実味を増しています。

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ユニットパネル見学

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先日、添田駅で開催されている杉広幅板を使用した「ユニットパネル」展示会へ行ってきました。

「ローカルズ55.LLP」の荒木さんが主催で、添田町ほか地元の材木店などが協力しています。
令和3年度の林業成長産業化総合対策補助金を活用した事業で行政の後押しを受けています。
近年、大径木が利用されていない現状を打開しようとする事業です。
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このパネルは、大径木から幅広の板材を切り出して、建物の壁材に活用する、いわゆる板倉構法といわれるものです。

最終的には、誰でも作れる板倉式ユニットハウスを目指しています。

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また、より厚い板材(殆どログ材)を積層して壁を作る構法にも取り組んでいます。
これは丸太組構法の一種で、丸太組構法については技術基準も出版されています。

板倉構法も丸太組構法も共通する点はDIYです。
ただ、DIYで建設する時の欠点は幅広材もログ材も「重い」ということです。
DIYでは安価に、人力で容易に組み立てられるという点がメリットですから、価格と軽さ
が今後の課題でしょう。

実は「北九州 木の家の会」でも8年前にDIYによるユニットハウス「ハナレ」の開発を行っています。
当時は2X4構法に似たランバー材(105X35)を使用するものでした。
詳しくは、下の記事を参照ください。
「北九州 木の家の会」BLOG (fc2.com)

残念ながら私たちの「ハナレ」はこれまで1棟も受注できていませんが・・・・。


2022/03/06(日) ニュース コメント(0)

気候風土適応住宅


最近、カーボンニュートラルとかEZHとかSDGsなどという言葉を聞いたことがあると思います。

どれも省エネに関係していますが、その中身については私を含め、よく分からないという方も多いでしょう。
夫々の内容についてはネット検索に譲りますが、

近々、上に述べた省エネ用語に関連した法改正が行われようとしていますので、私たちの生活に大変大きな影響を与えます。

2022年現在は、住宅は省エネ基準への適合は求められていませんが、2025年までには全ての住宅に適合が求められる予定です。ただし、比較的小規模の住宅は除かれるようです。

そうすると、上図に示した基本仕様のような住宅は建てられなくなります。
そこで、令和元年(2019)に告示が出され、「気候風土適応住宅」ならば、例外的に省エネ基準を満たさなくてよくなりました。

要するに、古くからある伝統的な日本の住宅を建てられるように、除外規定を作ったのです。

ただし、日本は南北に長い国土ですから、その認定基準は各行政で決めることが出来ます。

現在、九州では熊本県が認定基準を公開しています。

では、「気候風土適応住宅」は省エネに貢献してないと思うかも知れませんが、そうではありません。
省エネ計算は現代住宅と同じように行わなければいけません。

 また、地元の木材を使用し、地産地消ですから

資材調達、製造から建設、そしてリサイクルまで考えると「高気密高断熱」の、殆どリサイクル不可能な工業製品だらけの住宅よりよっぽど省エネですし、長持ちして環境に優しい。

更に、木や土の質感が人に優しく、年月と共に風合いを増していきます。

2025年までの法改正は、住宅の強度関連も改正されますので、耐力壁が増えます。

従って、省エネ性能対策と合わせて、現代の住宅の価格は相当上昇すると思われます。

さて、皆さんはどちらの住宅を選びますか?






2022/02/16(水) ニュース コメント(0)

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